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その執念に美の真髄を見るか 嘘喰い 461話 感想

地雷の存在に気づいたラロ。
ネタバレ注意










ラロは落ちていたガラス片を見つけ、貘さんが空気の残量を偽装しているのではないかという疑念を抱きました。
本来空気残量がなくなり、もう用済みのはずのエアビオス。
あれに少しずつ、酸素を残しているのでは…?

勝負中、お互い何度も行われたビオス交換。
あえて見せ付けるように交換し、自然と消費量では自分が優位だと錯覚させる。
そもそもメーターの破壊なんて今まで想像の外でしょうし、ガラスの有無も注意深く見ないと気づくことはできません。

しかし、そうなるとではいつメモリのガラスを破壊したのか?という当然の疑問が浮かびます。
ガラスの破壊となると目立たずに行うのは不可能なはず…
となれば、チャンスは開始直後のあの時しかありません。

でもこれって、すごい事ですよね。
ラロはあの時酸素の確保という単純ながら確実なアドバンテージを得ましたが
それに比べて貘さんのメーター破壊(酸素温存)は必ずしも功を奏すとは限りません。

やらないよりはやったほうがいい作戦かもしれませんが
こんな偽装ではどうにもならないレベルでビオスに差がついて早々に決着がついてしまう可能性も高かったでしょうしね。
勝負が今みたいにもつれにもつれ、拮抗しているからこそこの地雷は最高の威力を持っています。
それをまだ勝負が始まっていないあの時点で思いつき、実行するとは…
読み、というよりそうなる予感が彼にはあったのかも。

更に恐ろしいのはラロの言う通りこの地雷の存在を隠すために彼が一度死んだ事
もし本当にビオスの残量を偽装していたのなら二回戦終了の時点で吸うべき。いや吸わなければなりません。
だってそうしないと死んでしまうから…
わざわざこの最終戦に持ち込まずにあの時点で吸ってしまっても十分この策は成果を挙げたといえるはず。

しかし貘さんはそれを良しとせず、使用済みビオスに一瞥すらせず今の今まで持ち込んだ…

自分の命や肉体すら勝つためなら失うことを厭わない。
だからこそ彼は美しい…

ラロは彼が酸素を隠し持っていると確信。
地雷を踏むには至らず、か…?

そしてラロの後ろにはこの勝負にたどり着くために消えていった仲間たちの姿が
カラカルさんは随分ご無沙汰な再登場ですね。
貘さんがまだ何も失っていないというならば、ラロは仲間を失いに失い今この場にいる…
そういう意味でも、勝負前の嘘喰い陣営の集合絵と対比になってたりするのでしょうかね。

彼らの後ろには佐田ちゃん?を始めとした亡者達も。

まぁ、ラロの仲間も本当に皆死んでしまったわけではないですが。
今も梟が頑張ってますし(アノマもいるけど

それにしても伽羅さん同様死亡してからしばらくは生存説が多かったカラカル。
彼が本当に存命でこの卍勝負に参加してたらどうなってたんでしょうね。
表立って人に頼ることができなかったラロにとって彼は間違いなく貴重な人材だったはずだったしなぁ…

話を戻し、一方貘さんの目には朧気ながらに友二人の姿が映っています。
果たして彼は夜行さんに一体何を語りかけたのか…?



うーん、やっぱり酸素偽装はしてるんですかねぇ…?
勝負にいくとなるとラロも一度は捨て置いた25=ストフラの可能性も再考しそうな感じも。
でもそうなると完全に袋小路に陥りそう。
とは言え、酸素を偽装していると確信している以上はやはり勝負に乗らざるを得ないか。

次号に期待!






            

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非公開コメント

いつも早い更新ありがとうございます‼︎
気づくか俺の残…みたいなこと言ってたので、残エアじゃなくて、残カードの話なのかな?って思いました‼︎

No title

これで酸素が実はなかったらラロは1話使って見事に騙された様を見せた事になりますね・・

更新が早くて助かりますー!!
酸素偽装してるのか。
それも更に偽装で本当は勝負に持ち込みたいのか。
4回戦の内容次第ではラロ天災負けもあるのかも。。。。

いやー自分が中に居たら酸素吸い尽くしちゃいそう……('・_・`)

No title

ラロがここまで読んでる以上、残エアはないのかもなぁ
ラロの思考時間と酸素を奪い、無理な勝負に引きずり出すための策か

二回戦でエアを吸わなかったのはそもそもエア偽装をしてなかったからでしょうね。
吸わなかったのではなく、吸えなかったということかと。

相手にミスをさせる勝ち方……。ハルも言っていたし、貘さんの今までの勝負での勝ち方を振り返るとなんとなく見えてきそうな感じしますね。

No title

本当に二重三重の罠というか伏線をはってて面白いですよね。
エア偽装については過去のコミックを読み返すとしっかり(音だけですが)描かれてて驚いたし、
残・・・のシーンも読者に二択を迫ってて、週刊連載でよくここまで構想して書けますよね。
最終的にはハンド勝負になって、ハルとの暗黙の協力プレイが実って勝利が綺麗だと思いますが、
予想の当たり外れに関わらず次週が楽しみです

バクさんも、
『残エア数に気づくわけがない』
としかゆうてませんから、どちらとも取れるんですよね。

エアはあるのか、ないのか、、、!

No title

貘さんの思惑は・・・

4回戦の『フォールド』。
これは、上階のハルと同じ信頼関係・思考のもと最終5回戦に『ストフラ』を成立させるためでは?
ハルは、下階の貘を5回戦で勝つと信じて『ビッチペイン』に耐え・・・
貘は、上階のハルに4回戦の役は『5回戦でストフラが作れるような数字を選ぶ』と信じた。

あくまでメーターの破損は、そこが最大の焦点と思わせるため・・・!

ここまでくればラロは降りずに勝負ですね!天災も起きて全ビオス飛ぶかな⁉︎
ただラロが死ぬのは非常にもったいない!

最後は二人共に天災が起こって両方のBiosが0になり残エア偽装してる貘が勝つと予想m(__)m
上でハルが天災覚悟で梟が使うであろうカードで梟の手札を上回ると二人共に天災が起こると思うのですがどうでしょう??

No title

名無しさん

やっぱり普通に考えるとカード勝負が本線ですよねぇ。
でもここまでこう思わせるような展開が続くと更にもう一ひねりくるのかなとも思ってたり。

名無しさん

確かにこれで酸素偽装が無かったらラロは結局貘さんの手のひらを踊っていた事になりますね。
でも終わってみれば貘さんの計画通りだったとしても
その時点での彼の心境はまさに生きた心地がしないひと時なんでしょうね。

BKさん

酸素をどれだけ吸えようとも彼らの思考に追いつけないので
僕もあの中に放り込まれたらただ酸素を消費して終わりそうw
ここで天災も発生したらラロは泣きっ面に蜂ですね…

名無しさん

やっぱりそう考えますよね。
あの二回戦で吸わないのはあり得ないと言うか暴挙というか…
でもラロはむしろそれを理由に残量偽装を確信してますし
ここから更にもう一波乱起きるかもしれません。

名無しさん

相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している…ではないですけど
トリックの確信をした時点でラロは貘さんの術中に嵌っている可能性がありますよね。
そして我々読者も(笑)

名無しさん

ここまで緻密に話を作り上げる漫画家というのは珍しいですよね。
きっちり起承転結を考えて話の随所にトリックや決着への伏線を描いておく…
まぁ、もうほとんど打ち切りもなさそうな安定した人気を持つ漫画だからこそ出来る作りなのかも。

名無しさん

この最後の二択はラロ、と言うより読者に突きつけられた課題と言うべきですかねぇ。
残量偽装はあのガラス片が描かれた勝負前の時点で何となく予想していた人は多かったので
後はそれを本当に実行したのかどうか…

のりへいさん

このストフラはまさに二人の死痛と酸素の結晶ですね(
後はそれが見事に炸裂することを祈るのみ…

とみさん

ラロも登場してからもう4年とかそれぐらい経ちますね。
その姿を現す前から作中で暗躍してましたし、退場したら少し寂しいですね。
彼はまさに「好敵手」でした。

端和さん

天災はカードが被り、かつ負けたほうが発生するので両者…というのはどうでしょうかね。
ここまできたらハルも貘さんもストフラ一直線な感じもしますがまだ分かりませんね。
もうここまできたらどんだけ予想を覆されようが何もいえない(笑)
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