あべこべな臨死観 嘘喰い 509話 感想

臨死した方がお得…?
ネタバレ注意









御屋形様の口から話された貘さんの真の狙いである「臨死」
その衝撃的な内容に周囲は騒然としています。
特に自分が願ったとおりの勝利を収めたと思い込んでいた梶ちゃんはその動揺を隠せません。

なぜわざわざ臨死を狙うのか。
皆が混乱している中、答えを先に見つけたのは一番展開に追いつくのに必死だったあのマルコでした。
臨死回数が2回ではないのなら、3回ペースで考えているのではないか。
彼のその何気ない発言によって貘さんの狂気じみた狙いが紐解かれていきます。

臨死回数の限界を3回とすると、仮に2回臨死をしても選択肢を失わずに済みます。
更に今は蓄積量が32秒量なのでチェック失敗で臨死をしても1分32秒。
先のペナルティとあわせても、合計2分32秒量…残り2分28秒量。
これは安全1分チェックも臨死覚悟の早期チェックもあり得ると思わせる絶妙な時間量ですね。

言われてみればロジックとしては分からなくもない内容。
…ですがあまりにもリスクが高いですよねぇ。
必死に時間調整をしても3回目の臨死で還ってこられなければそれっきり。
むしろそっちの可能性のほうが高いという。

今までも勝利のためなら片目を潰されたり、指を切ったり、それこそ1回死んだりもしましたが
今回は特にぶっちぎりで狂ってますね…

この御屋形様の推理ショーに貘さんは余裕を持った態度で返しますが
彼の台詞はそのまま彼自身に突き刺さってしまうように思えます。

そしてこの3回死策。
リスクは高いものの見返りもある策略ですがそれには一つの落とし穴が。
それはこの勝負の立会人、夜行さんの存在。

彼はここまでゲームの進行、蘇生をまさに完璧にこなしていましたが
彼の体はまさに限界の寸前まで追い詰められていました。

この勝負に立ち会うために彼はトップクラスの立会人達とハンカチを奪い合い、そして今ここにいます。
夜行さんだから勝負はつつがなく行われる…貘さんもそして外野たちもそう考えていたでしょう。
しかし御屋形様だけは彼の体から発せられる悲鳴をしっかり感じ取っていました。

蘇生…心臓マッサージ、つまりは力仕事。
それ自体は一般人にも可能でしょうが、果たして手も再び潰れかけ、連戦で疲労困憊の超人には何回可能なのか。
この勝負はいかに臨死をするかだけでなく、どちらが先に夜行さんの上質な蘇生を受けられるかの勝負ともいえますね。

臨死のペース配分をしても蘇生がおざなりならば全ておじゃん。
ならば少しでも早く蘇生を受けるために先に死んだ方がお得というもう訳が分からない状況に(


先に死ぬのは私だ


あ…ありのまま
今起こった事を話すぜ!

『前回まで先に臨死をした方が不利だと言われていたのに
今回で二人とも率先して死にたがっている』

な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何を読んだのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいギャンブルの片鱗を味わったぜ…


夜行さんが想像以上に追い詰められてたのは予想外でしたね。
確かに、蘇生時は手からの出血も激しかったですが。
言われてみればあの戦いの後ですから、ボロボロで当然なんですよね。
でも夜行さんだから…と自然と勘定していたのもまた事実。

二人の勝負を見届けるのは自分しかいない。
その心意気がまさか貘さんたちを追い詰めることになるとは、ちょっとした皮肉というべきか。

今週は合併号なので次回は再来週となります。




嘘喰い 46 (ヤングジャンプコミックス)
            

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夜行さんの危ない感じの描写ずっと続いてたからまさかとは思ってたが
最悪御館様なんかは夜行さんを倒せちゃうな
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